へんてこげきじょう稽古祭り

長谷川
  
稽古稽古の稽古祭り
稽古稽古の稽古祭り
こんにちは、かっぱと申します。
いきなり寒いですね。劇団のある鍋倉山は寒すぎてストーブから離れられません。
さて昨日、今日は「へんてこげきじょう」の稽古をしてます。
 
    
脚本と舞台
脚本と舞台 


「へんてこげきじょう」は幼稚園保育園向けの作品。小さな子どもたちに夢中で観てもらえる作品になるよう、初日以降も内容をたびたび修正しています。
 
   
 
ねずみのチョビ先生 


今回は「ねずみの歯医者はじめます」を重点的に稽古。
私は、この作品の演出家。昨日今日は、へんてこげきじょうの3名の役者とともに、繰り返し稽古稽古の稽古祭り。

人形操作、段取りの修正、音のタイミングを正確にして、芝居の流れを整えます。
でも1番大事なのは、
役者の中で、芝居が繋がっていること
カタチや慣れで演じるのではなく、新鮮にその瞬間瞬間に生きているか
冷静に人形を操作し、段取りを把握し、音を正確に捉えながら、常に新鮮に瞬間を生きる
というのは、本当に難しいことです
役者たちは、その難しいことに常に挑戦し続けています

今回は、とにかく大きな芝居の流れを「頭」で把握するのではなく、「感覚」でつかむために
1日目は細かい返し稽古、
2日目はひたすら通し稽古!

*通し稽古とは、本番同様に止めずに頭から終わりまで芝居をすることです。
返し稽古は、途中で止めて、同じ場面を何度も繰り返したりします。

普段こういうやり方はしないのですが
アレコレ考えてしまうより、感覚を体にいれてほしい
ということで、今回はこういう稽古でした。繰り返し通し稽古!は体力も集中力も必要で、役者はかなりしんどいと思うのですが、
​3人は本当にがんばってくれました

稽古のラスト通しは、がっつり芝居が繋がって
一安心。しかし、それを今後なぞろうとすると、芝居が固くなってしまうので、
こういう軽快な芝居ができた!やった!忘れよう!
というミーティングをして終わりました。

お客さんに見てもらって、
また彼らの芝居が柔らかく変化していくのが楽しみです。
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