「ぼく、ムシになっちゃった」 しこみ日記 1(2003年)

7月になりました。
いよいよ美術プランもあがって仕込みも本格化!
しこみ日記も再開です。気合入れていこー!
ムシしこみ日記 その2 へ

4月28日(月)  

さっそく、仮の人形をつかって
人形の大きさや装置のイメージを
確かめていきます。
これは、とりあえず、ボールに布をかぶせた
もの。
恥ずかしい・・・

演出家のきびしい指示が飛びます。

(実は大笑いのうちに稽古は
順調に進んでいきます)

(レポート−ばるさん)

7月1日(火)  
ところでタコのオクトくん、ってどんな話?

主役はたこのぼうや、その名も「オクトくん」…題名見りゃ分かるって…

舞台は深い海の底
そこへにゅっと出てきたのは
…なんじゃこりゃ?

ウォーターボーイズも真っ青な
世にも奇妙なタコのシンクロ?!
さてさてどんな話が始まるやら…

7月2日(水)
タコ父さんとタコ母さんには、あまりのおいしさにその味が忘れられない食べ物がありました。それは…

「な・す・び!」
「昔はよくナスビを取りにいったわねぇ」
「もう一度食べたいなぁ」

そこへあらわれたのがオクトくん!?
「ぼくがとってくるよ!」
こうしてオクトくんの冒険が始まるのです。
7月3日(木)
主人公のグレゴリー。
ちょこんと出たツノと4本の腕がとってもキュート!
「ぼく、ムシになっちゃった」の美術プランは、「ヘンなこねこネ マーチン」でもお世話になった神門さん。鼻歌まじりでプラン中。
7月5日(土)
今回「ムシ」でつかう人形の頭は、さく造紙という特別な紙で作ります。

まずはプランを元に粘土でモデリング。図工の時間みたいだなぁ。
次に出来た粘土の頭に石膏をどっちゃり掛けます。ぺたぺたぺたぺた…

石膏が固まったら粘土からはずして型の完成! この型に、さく造紙を貼りこんでいきます。
7月7日(月)
ん? 世界一? いや、せかい一?
 突如工房前に現れたのっぽの箱…しかも何やら暖かいぞ…
 いったい中には何が入っているのか!
 なんと中では型どりした人形の顔たちが乾燥中なのでした。
 写真では見えませんが下に七輪が焚いてあって、まさにサウナのような暑さ。
 こうして梅雨のさなか丸2日、ダイエット?に励むのでした。
7月9日(水)
 せかい一で乾燥し終えると人形の顔の土台は完成!
 まるでお面みたいだね…って勝手に顔書かないっ!
何してるんだ吉田くん…
 掲示板の方で作りかけのネコの話が出てましたね。コレです。
 特別な固いスポンジを削りだして骨組みを作ってます。
 人形京芸初出演の森井ちゃんとの2ショットです!
7月11日(金)
 掲示板でもぼやいてました、おなじみどんちゃんの大量生産地獄!
 こうしてみるとたしかにムカデみたいだけど…グレゴリーがなったのは実はOOOムシなんです。
 いよいよ人形の各パーツがそろってきました。顔のほうもいよいよ皮貼りに突入。
 立体的な顔にきれいに布を貼るのは腕の見せどころ! 顔は人形の命だもんね。

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